小学校、中学校と学習する中で、自然を対象としているのは理科だけです。 机の上で勉強したりモニター画像を見るだけでなく、実際に自然を体験しないと、 理科のおもしろさはわかりません。
様々な実験方法や技術観察を学ぶのは、自然をより深く五感で感じるためです。 そして自分が感じたことを深く理解したり、人にわかりやすく伝えるために、 科学的な見方や考え方を育てる教科です。火や電気の使い方、自分の体のつくり、 機械が動く仕組み、地震や台風などの天災からの身の守り方、生き物の命の大切さなど 学んだ知識を実生活に生かすことができるのも理科の魅力です。
私はこれまで、子どもたちに自然を体験させて興味を持たせることを大切にしてきました。 「魚を与えるよりも、魚の釣り方を教えよ」という言葉があります。 勉強して知識を得る事は大切ですが、勉強の方法を身に着ける事はもっと大切です。 でも、どんなすばらしい勉強方法を知っていても実際に勉強しないと何にもなりません。 知りたい、学んでみたいという気持ちを最初に育てることで、勉強方法を身に付けることが できるのではないでしょうか。
魚の釣り方を教えるには、実際に魚釣りが楽しいことを体験し、釣った魚を食べておいしい ことを経験し、また魚を釣りに行きたいという気持ちをもつことから始めるべきだと思います。
実験湧わく教室では、毎時間、自分の手で実験や観察、飼育や栽培、そしてものづくりを 行います。自分の目標を持って学んでもらいます。一人ひとりに合わせた内容にしたいので、 一人か二人に私が授業を行います。 また、みんなで学ぶことも大切なので定期的に楽しい体験教室も行なっております。